一宮市内の介護施設等で暮らす人も、2026年の在宅高齢者訪問歯科(節目歯周病)検診の対象になり得ます。 条件は、一宮市に住民票があり市内に実際に住むこと、2026年中に65・70・75・80歳になること、要介護4または5で歯科通院が困難なことです。施設入居だけで自動的に対象になるわけではありません。
検診の一部負担金は無料で、実施期間は2026年5月1日から12月31日です。ただし内容は一般歯科健康診査、歯周病検査、対象年齢による口腔機能検査で、治療は含まれません。治療が必要と判断された場合は別日に訪問日程を調整し、本人に実費が生じます。申込前に家族、施設、本人の住民票と介護保険情報をそろえます。
四つの対象条件を順に照合する
| 確認項目 | 2026年の条件 | 施設・家族が用意する物 |
|---|---|---|
| 居住地 | 一宮市に住民票があり市内在住 | 住民票上住所と施設住所 |
| 年齢 | 年内に65・70・75・80歳 | 生年月日 |
| 要介護度 | 要介護4または5 | 介護保険被保険者証 |
| 通院状況 | 歯科医院への通院が困難 | 移動状況と支援内容 |
| 検診期間 | 5月1日〜12月31日 | 施設行事・受診予定 |
| 費用 | 検診無料・治療は別日実費 | 保険証類と支払方法 |
『施設等は可』という市の案内は、市内施設に住む対象者を一律除外しないという意味です。市外の施設へ入居している、一宮市の住民票を移している、対象年齢ではない、要介護3以下などの場合は今回の条件と異なります。対象と思われても、申込窓口へ本人の状況を伝えて最終確認してください。
無料検診と歯科治療を同じ日に考えない
訪問当日は口の中の状態を確認しますが、虫歯治療、抜歯、義歯調整などを無料でその場に行う制度ではありません。治療が必要なら歯科医療機関と別日を調整し、医療保険の自己負担や訪問に伴う費用を確認します。家族は『無料だから全部できる』と本人へ伝えず、検診の範囲と治療の見込みを分けて説明します。
胃ろう・インスリン・吸引などの医療対応確認と同様に、歯科も施設職員だけで完結するとは限りません。日常の口腔ケア、歯科医師による検診、歯科衛生士の指導、訪問診療、緊急の歯痛対応は担当者と費用が異なります。施設の協力歯科医療機関が今回の検診を担当するかも、施設名だけで推測しません。
申込前に施設へ共有する情報
一宮市は電子申請と電話申込を案内しています。家族が申し込む前に、本人氏名、生年月日、住所、要介護度、連絡先、施設名、通院困難の状況、現在のかかりつけ歯科、服薬、感染症対策、意思表示の方法を施設へ確認します。口を開け続けにくい、姿勢保持が難しい、強い不安がある場合は、当日の支援者と中止の合図も伝えます。
施設側には、訪問車両の駐車、検診場所、照明、電源、洗面、プライバシー、同席者、記録の保管先を確認します。本人の同意なしに家族だけで進めず、聞こえ方や認知機能に合わせて説明します。電子申請の受付期間と検診の実施期間は同じとは限らないため、年末ぎりぎりを避けて保健総務課へ相談します。
口腔状態を日常ケアへつなげる
検診結果を受け取ったら、歯、歯ぐき、義歯、舌、乾燥、飲み込みなど、指摘された項目を施設のケア計画へどう反映するか確認します。一宮市は、介護職員が口腔状態を確認し、歯科専門職と介護支援専門員へ情報提供する口腔連携強化加算の案内も掲載しています。加算の算定有無より、誰がいつ観察し、変化を誰へ伝えるかが大切です。
厚生労働省は介護報酬改定資料で、介護保険施設の口腔衛生管理体制に関する計画や、歯科医師・歯科衛生士との連携様式を示しています。施設の公表情報と見学内容の照合へ、協力歯科医療機関、口腔評価の頻度、義歯管理、食事形態変更、家族への報告を追加します。
治療が必要になった後を決める
治療へ進む場合は、訪問可能日、処置内容、本人負担、交通・訪問関連費、薬、施設の同席、家族同意、急変時の連絡を確認します。普段のかかりつけ歯科があるなら、過去の治療、義歯、画像、薬の情報を新しい歯科医へ引き継げるか相談します。痛み、出血、腫れ、食事低下などがある場合は、節目検診の時期を待たず施設看護職や医療機関へ連絡してください。
入れ歯へ氏名を書く、洗浄剤を変える、食事を細かくするなどの対応も、本人の状態と専門職の助言なしに一律で行いません。検診を受けた日だけで終わらせず、結果、治療予約、日常ケアの変更、次の評価日を一枚にまとめます。家族が施設へ確認する窓口も、介護職員、看護職、相談員の誰かに固定します。
申込前の行動を三つに絞る
申込前の行動は、①住民票・2026年の年齢・要介護4または5・通院困難を照合、②施設へ訪問場所と同席者を確認、③無料検診と別日実費の治療を分けて本人へ説明する、の3つです。
介護施設を比べる際は、看護体制だけでなく、日常の口腔ケア、協力歯科、訪問診療、義歯管理、食事形態、家族への結果共有まで質問表へ入れると、入居後の医療連携を具体的に確認できます。
確認した一次情報
- 一宮市 在宅高齢者訪問歯科(節目歯周病)検診(2026年9月14日確認)
- 一宮市 口腔連携強化加算に係るリーフレット(2026年9月14日確認)
- 厚生労働省 令和6年度介護報酬改定(2026年9月14日確認)
市の検診対象、期間、受付方法や施設側の対応は変更される場合があります。2026年9月14日時点の公的案内を基に、対象判定は一宮市保健総務課、診療内容は歯科医療機関へ確認してください。



