一宮で介護施設を比べるとき、おむつ代は施設名ではなく、利用するサービス種別と契約書で確認します。 厚生労働省は、特養、老健、介護医療院、地域密着型特養、対象の短期入所について、おむつ代・おむつカバー代・関連する洗濯代を保険給付の対象とし、別途徴収できないと案内しています。一方、有料老人ホーム等は消耗品費として別負担になる場合があります。

『介護施設だから全部込み』『月額料金におむつ代も含むはず』と決めず、重要事項説明書、料金表、介護保険サービスの契約書を照合します。同じ建物でも、住宅契約と訪問介護契約が分かれている場合があります。入居時の月額だけでなく、交換枚数が増えた月、持込品を使う場合、処分料や配送料の扱いまで確認します。

まずサービス種別で扱いを分ける

利用先・サービス公的案内の基本契約前に見る書類追加確認
特養おむつ関連費は別徴収不可重要事項・利用料表銘柄・交換方針
老健おむつ関連費は別徴収不可利用契約・料金表リハビリ期の変更
介護医療院おむつ関連費は別徴収不可利用契約・料金表医療材料との区分
短期入所対象サービスは別徴収不可予約確認・持参物連続利用時の扱い
有料・サ高住等契約により消耗品費あり重要事項説明書単価・月額・持込

厚生労働省通知が別途徴収不可とする対象には、介護福祉施設サービス、介護保健施設サービス、介護医療院サービス、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護と、対象の短期入所が挙げられています。施設の通称ではなく、介護保険上どのサービスを利用する契約かを確認します。

『老人ホーム』という看板だけでは、特養か有料老人ホームか、住宅型か介護付きか分かりません。住所と名称が似ていても契約形態が違う場合があります。介護サービス情報公表システムや自治体の一覧で種別を確認し、見学時に事業所番号と契約書のサービス名を照合します。

有料老人ホーム等は重要事項説明書を見る

厚生労働省の有料老人ホーム向け費用資料は、月額利用料以外の費用例に、介護関連費としておむつ等の消耗品費を挙げています。愛知県は、有料老人ホームに該当するサービス付き高齢者向け住宅の重要事項説明書を公開しています。候補施設の最新版を探し、おむつ代が月額内、実費、指定品購入、持込のどれかを確認します。

料金表に『実費』としかない場合は、テープ式、パンツ式、パッドの単価、1枚単位か1袋単位か、月末精算か定額かを聞きます。施設指定品しか使えない理由、肌トラブルや体形変化で商品を変更する手順、未使用分の扱いも確認します。家族が購入して持ち込める場合は、保管場所と補充連絡の方法を決めます。

交換回数ではなくケア方針も確認する

費用を下げるために交換回数を減らす考え方は取りません。排泄パターン、皮膚状態、夜間の睡眠、トイレ誘導、リハビリパンツへの変更など、本人のケア計画に合わせます。見学では『月に何枚使いますか』だけでなく、状態評価、製品変更、夜間対応、皮膚トラブル時の看護・医療連携を聞きます。

入居前と入居後で介護度や排泄状態が変わることもあります。見積は、現在の使用量だけでなく、交換量が増えた場合の試算も出してもらいます。医療用の処置材料や軟膏、洗浄用品は、おむつと同じ扱いとは限りません。何が介護費、医療費、日用品費になるかを明細で分けます。

月額請求書で二重計上を防ぐ

請求書では、介護保険自己負担、家賃、食費、管理費、日用品費、おむつ代、処分料、医療費を行ごとに見ます。特養等でおむつ関連費が別行になっていたら、対象サービスと費用名を施設へ確認します。有料老人ホーム等では、重要事項説明書の単価と請求数量が一致するかを見ます。領収明細も月ごとに保管します。

おむつ代が自己負担でも、それが高額介護サービス費の対象になるとは限りません。高額介護サービス費の対象外費用を確認し、介護保険自己負担と日用品を分けます。食費・居住費の軽減は負担限度額認定の確認と別制度です。

見学で終える三つ

①介護保険上のサービス種別を確認、②重要事項説明書でおむつの包含・実費・持込を確認、③数量と単価が分かる月額試算を受け取ります。

施設ごとの費用表を比べるときは、おむつ代だけでなく、日用品、処分、医療、通院、洗濯を同じ欄へ並べると、月額の差を実際の生活費で判断しやすくなります。

確認した一次情報

おむつ費用の扱いは、介護保険上のサービス種別、契約、本人の状態で異なります。2026年9月27日時点の公的情報を基に、候補施設と一宮市介護保険窓口へ個別確認してください。